天王森古墳から大刀形埴輪など多数出土したとの報道や講演会の開催などで、千数百年を遡る下松の歴史に多くの方々の関心が高まっています。こうしたことは近年になかったことですが、近隣に類例のない埋蔵文化財が市内で出土したのは今回が初めてではありません。昭和5年に卑弥呼の鏡といわれている三角縁神獣鏡や盤龍鏡など、4枚の銅の鏡が洲鼻の宮ノ洲古墳から出土しているというふうに聞いています。
そして、天王森古墳から出土した埴輪群は、1,500年前の古代に朝廷との強い結びつきのあった有力者の存在を示す歴史的価値の高い文化遺産であり、古代から天然の良港を背景に、住みやすかったことを証明する貴重な財産であると考えております。
◆13番(近藤康夫君) 今の天王森古墳のレーダー調査のことに関してですが、確認をしたいと思うんですけれども、先般、数多くの埴輪、その他のものが出たところはいわゆる一番高い位置の天王森古墳の周辺のところですよね。 もう一つ、この間の先生の話だと東光寺観音の北側に天王森西古墳というのがありますよね。
次に、(3)文化財愛護意識の高揚について、最も近く指定された文化財は天王森古墳でございますが、天王森古墳についてはどのような方法基準で文化財の指定をされましたか。どのような手順を踏めば確認をしていただけるのでしょうか。 ○議長(中村隆征君) 小田教育部長。
質問で取上げております宅地開発敷地内に、天王森古墳と称する遺跡があることは、御案内のとおりかと思います。 後ほど質問席に立って写真もお見せ致しますが、先般何度かこの確認に参りました。確かに、前方後円墳の様相は呈しておりますが、かなりの土が流れ崩れておりました。 古墳の上には既に建造物が建っておりまして、コンクリートのベンチを置いた跡も見えます。
市内には貴重な歴史を物語る主要な遺跡として7カ所以上もあり、山根古墳、宮原遺跡、上地遺跡、天王森古墳、御屋敷山遺跡、尾尻遺跡、都町北遺跡など、昭和30年代から調査をされて、さまざまな出土品が出されてきています。 しかし、市民にはほとんど知られておりません。どこに何があるか、それはどういう内容なのかを、できるだけ明らかにすることが必要ではないでしょうか。